依頼者は、交際していた相手方が結婚を申し入れてきたため、同棲を始めることとした。相手方が審査に通らなかったことで新居の借主はいらいしゃとなったが、相手方から約束通りの生活費の分担や、家事における分担を守ってもらえなかった。そのうち、相手方が依頼者との交際終了を告げ、家を出て行ってしまった。依頼者は、交際終了はもう構わないが、婚約破棄となるので、しかるべく責任を取ってもらいたいことを望んでいた。

相手方は、婚約の成立を否定してきた。ＬＩＮＥやメールでのやり取りなどで、結婚という話から依頼者で新居を借り、引っ越しをした経緯が表れていることを突きつけ、訴訟移行と請求額の増額を伝えると、最終的に相手方は折れ、支払い自体には応じてきた。